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くま弁だより

せいかつQ&A

里親になるには資格必要?(熊本日日新聞 2017年3月8日付)

 Q 最近、子どもの虐待や里親の話を耳にするようになりました。わが家でもよそのお子さんを預かって育ててみようかと話していますが、ほとんど知識がありません。里親になるには何か資格が必要なのでしょうか。

 A 虐待を受けたり経済的な事情があったりして、実の親の元で生活することが難しい子どもたちのために、児童福祉法で里親に養育を委託する制度が定められており、厚生労働省も里親委託を推進する取り組みをしています。
 里親になるには、住んでいる地域を管轄する児童相談所に相談することから始まります。心身とも健全で子どもの養育に理解と熱意があり経済的に困窮していないなど里親になるための要件を満たしていることの他、指定された研修を受け、審査で認められれば里親の認定を受けられます。特別な資格などは必要ありません。独身でも外国籍でも里親になることができます。
 里親にもいろいろなスタイルがあり、週末や夏休みといった短期間だけ預かる制度や、障害のある子や養育に困難を伴う子を預かる「専門里親」、数人の子を預かる「ファミリーホーム」、将来の養子縁組を予定して預かる「養子縁組里親」などもありますので、児童相談所によくご相談ください。まだ里親になると決めていなくても構いません。里親制度についてよく知らない方がほとんどですので、まずは気軽に話を聞いてみてください。

弁護士 村田晃一